こんにちは🍀
ことばの教室そらまめキッズです!
この記事をご覧になっている方の中には
・感覚について知りたい
・子どもが感覚の偏りがあるかもしれない
・感覚への対応法ってあるの?
といったお悩みがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
子ども達が成長していく中で必要な「感覚統合」ですが、この感覚統合が子どもの行動や発達にどのような影響を与えるか、専門家の視点から分かりやすくご説明していきます!ぜひ、参考にしていただけたら幸いです✨
そもそも感覚って?
人は外界からの情報を、「視覚」「聴覚」「嗅覚」「味覚」「触覚」の五感をはじめ、身体の位置や動きを感じる「固有感覚」、空腹など内臓の状態を感じる「内臓感覚」など、複数の感覚を通じて受け取ります。これらの感覚は、私たちが日常生活を送る上で、周囲の環境と効果的にやり取りするために欠かせないものです。
感覚統合とは
感覚につまずきがあると起こる困りごとは?
感覚統合がうまく行われないと、子どもは環境に適応することが難しくなります。
例えば、タグがついた服を異常に不快に感じたり、小さな音にも敏感に反応する、教室の中で先生の声を集中して聞くことが難しかったり、服のタグが気になってしょうがなかったりすることが日常生活に支障をきたすことがあります。
これらの感覚のつまずきは、学習の遅れや社会の中で影響が出てきます。
感覚統合がうまくいかないと、「視覚」「触覚」などの感覚情報が適切に組み合わされず、子どもはボールを蹴ることが難しくなったり、他の日常活動にも影響が出る場合があります。
感覚統合と発達障害の関係性
発達障害を持つ子どもたちの中には、感覚統合の困難を抱えているケースが少なくありません。
自閉症スペクトラム障害(ASD)、注意欠如・多動症(ADHD)などの状態は、感覚の過敏さや鈍感さに関連していることが多いです。感覚に対する適切な支援を通じて、これらの子どもたちが日常生活においてより良い適応を図ることができます。
療育の専門家がすすめる感覚統合を用いた遊び3選
楽しみながら感覚のバランスを整えよう☆
感覚遊びを通して、感覚統合を促す機会を作ってみましょう(^^)/
1.触覚を刺激する遊び(箱のなかみはなんだろな~?)
みなさんも一度したことのある遊びなのではないでしょうか(^^♪
この遊びは、さまざまな質感の素材を使った感触箱を作り、子どもが目隠しをして触感だけで中身を当てるゲームです。
これは、触覚の識別能力を高めるのに役立ちます♪「何が入っているかな~?」と触覚を頼りに箱の中身を当てる楽しさを感じながら、一緒に想像力や空間認識力を高めていきましょう☆
2.固有感覚を養う遊び(楽しく身体を動かそう!)
身体の位置や動きを感じながらバランスボールに座る、ビーンバッグを頭の上でバランスさせながら歩くなど、身体の位置や動きを意識する活動をしてみましょう☆
これは、バランス感覚などを培う固有感覚の発達を促します♪
鉄棒にぶら下がったり、ジャングルジムをよじ登ったりと身体全体を使うお外遊びもGood☆
3.多感覚を組み合わせた遊び
ブロックの上を歩いたり、跳んだり、トンネルをくぐったりするサーキット遊びをしてみましょう♪この遊びは、視覚、聴覚、触覚、固有感覚を含む複数の感覚を同時に刺激し、感覚統合を促します。
色とりどりのマットや、色んな音のなる楽器、様々な質感の物体をコースに配置したりと楽しみながら経験を通して学ぶことができますよ🌼
他にも、感覚遊びは色々🌟お子さんに合った感覚遊びを取り入れてみましょう♪
まとめ
いかがでしたか?
感覚統合は、子どもたちが快適に日常生活を送り、学習や社会的な環境に適応していく上で不可欠なプロセスです。
子どもの「困った行動」が感覚統合の課題から来ていることを理解することは、適切な対応策を見つける第一歩になります☆
感覚の調和がとれることで、子どもたちはより落ち着きを持ち、集中力が増し、周囲の世界との相互作用が向上していきます。
周囲が感覚について理解し、協力することで子どもの健全な発達を支える貴重な手段となります。子どもたち一人ひとりの感覚のニーズに応じた支援を提供していきましょう😊✨