こんにちは!
ことばの教室そらまめキッズです♪
今回は、近年増加している「不登校」についての記事になります。
ぜひ、最後までご覧ください。
小学生の不登校、どうしたらいい?
[学校に行けないうちの子、どうしたら…]
小学生の不登校は、多くの親にとって非常に心配な問題です。「子どもが学校に行きたがらない」もしくは「行けない」など理由はさまざまです。
まずは、その原因を理解し、適切な対応をすることが大切です。
今回は、不登校の原因や対応方法について詳しく説明します。
不登校の割合は?
子ども家庭庁が実施した調査によると、R4年度時点で、在籍児童生徒に占める不登校児童生徒の割合は3.2%(前年度2.6%) 。
過去5年間の傾向として、小学校・中学校ともに不登校児童生徒数及びその割合は増加しており(小学校H30:0.7%→ R04:1.7% 、中学校 H30:3.7%→ R04:6.0%)不登校児童生徒数は10年連続で増加しているという現状です。
詳しくは、
文部科学省の『児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査』をご覧ください。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302902.htm
不登校になる原因
不登校の原因は子どもによって異なりますが、以下のような共通の特徴があります。
1.学校でのストレス
いじめや友人関係のトラブル、教師との相性の悪さなど、学校でのストレスが原因となることが多いです。近年ではHSC(Highly Sensitive Child、ハイリー・センシティブ・チャイルド)という言葉もよく耳にします。HSCとは、「非常に感受性の高い子ども」を指し、周囲の刺激や感情に対して非常に敏感であり、通常の子どもよりも深く考え、強く感じる傾向があります。近年、人間関係のトラブルや学業への不安からこのような感受性の高いお子さんが学校に通うことが難しい現状にあります。
2.家庭環境の変化
親の離婚や家族の病気、引っ越しなど、家庭環境の急な変化が子どもに大きな影響を与えることがあります。
3.学習のプレッシャー
成績の低下やテストのプレッシャーが原因で、学校に行くことが苦痛になることもあります。
4.心身の健康問題
精神的な問題や身体的な健康問題が原因で学校に行けない場合もあります。また、よくみられる原因としては「母子分離不安」です。特に小学校低学年のお子さんに多く、お母さんをはじめとする身近な人と離れることに不安を感じ学校に行けなくなるなど不登校の原因になります。
不登校の子への接し方や声かけは?
不登校に対応するためには、子どもに寄り添い、理解する姿勢が重要です。以下に具体的な接し方や声かけの方法、留意点をご紹介します。
1.子どもの気持ちを理解する
まずは子どもの話をじっくりと聞き、どのような気持ちでいるのかを理解することが大切です。批判や否定せず、受け入れる姿勢を持ちましょう。
2.小さな成功体験を作る
子どもが少しでも前向きな行動を取ったときには、褒めてあげることが大切です(^^♪
1日学校に行って授業に参加するというのは、凄くハードルが高いものです。「学校の校門前まで行ってみようかな」「保健室に居てもいいなら行けそう」など、どんなに小さなことでも構いません。小さな成功体験を積み重ねることで、自信を取り戻す手助けになります。
3.学校以外の活動を提案する
学校以外でも学べることや楽しめることを見つけて、一緒に取り組む時間を増やしてみるのもよいでしょう♪
そのため、“好きなゲームを取り上げる”など、その子の余暇活動となるものを奪ってしまうのはNG!身体を動かすことが好きなお子さんが公園にいくことで周囲にいるお友達と仲良くなるなど、好きという共通点がコミュニティを広げることもあります♪
「やってみよう!」「行ってみよう!」
お子さんからそのような言葉が聞かれた時はチャンス!積極的に取り組んでみてください(^^)/
繊細な時期!NGな関わり方や留意点をおしえて!
1.プレッシャーをかけない
無理に学校に行かせるのはNG!子どもにとって逆効果になることがあります。焦らず、子どものペースに合わせることが大切です。
2.専門家のサポートを求める
不登校が長引く場合や、親だけでは対応が難しいと感じた場合は、カウンセラーや医師などの専門家のサポートを受けることを検討しましょう。第3者に相談することで、子どもだけでなく親自身の心の負担も軽くなるかもしれません。
3.親自身もケアする
親自身もストレスや不安を感じることが多いですが、無理をせず、自分自身のケアも忘れないようにしましょう。親が元気でいることが、子どもにとっても安心感を与えます(*^-^*)
まとめ
いかがでしたか?
不登校の問題は簡単に解決できるものではありませんが、子どもと一緒に取り組むことで、少しずつ前に進むことができます。
大切なのは、子どもの気持ちに寄り添いながら、適切な対応を続けることです。
子どもも親も無理をせず、自分たちのペースで歩んでいきましょう☆