こんにちは(^^)/
ことばの教室そらまめキッズです!
この記事をご覧いただいてる方のなかには
・子どもの好き嫌いが激しくて困っている
・うちの子が偏食なのか好き嫌いなのか分からない
という悩みを持っている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は!
偏食の原因や改善法、好き嫌いとの違いについて専門家の視点から徹底解説していきます☺
ぜひ、最後までご覧ください。
偏食とは
偏食の原因は一体なんでしょうか?主に5つご紹介します!
感覚過敏
お子さんの中には、特定の感覚に対する強いこだわりがみられることがあります。
・濡れたものを口にすることが嫌
・カリカリした食感のものが嫌 など
栄養素の不足
鉄分やその他の栄養素の不足が、特定の食品に対する欲求を減少させることがあります。
口腔機能
食べ物を噛んだり、飲み込んだりする口腔機能に課題があると、上手に食べることが難しくそれが偏食の原因になることがあります。
・噛む力が弱い→硬い物や繊維質のものを食べることが難しい
・飲み込むことが苦手→拒食や誤嚥 など
過去の経験
食べ物に関する悪い経験がトラウマとなり、特定の食品を避けるようになります。
発達障害
自閉症スペクトラム障害や注意欠如・多動症(ADHD)などの発達障害があると、食品の選択が限定されることがあります。
このように、様々な原因で偏食がみられることがあります。
「偏食」と「好き嫌い」の違いは?
「好き嫌い」は、特定の食品や味に対する個人的な好みを指します。
単純に「この食べ物が好きではない」とか「その味が苦手」という程度のものであり、一般的には数種類の食品に限られます。好き嫌いは誰にでもあり、特定の食品を避けるという個人の選択です。
一方で「偏食」は、食事全体のバランスに関わるもので、食事の種類が極端に偏っている状態を指します。
偏食のある人は、非常に限られた種類の食品しか摂取せず、他の多くの食品を避ける傾向にあります。また、健康に影響を与える可能性があるため、栄養不足につながることがあります。
発達障害と偏食の関係性は?
発達障害を持つお子さんは、偏食になりやすい傾向があります。特に自閉症スペクトラム障害(ASD)や注意欠如・多動症(ADHD)のあるお子さんに見られます。
例えば、自閉症スペクトラム障害のあるお子さんは感覚処理の課題から、特定の食感や味に対して非常に敏感であり、新しい食品を受け入れることの難しさがあります。
他にも、食品の特定の食感や味に対する過敏性や認知機能がゆっくりだと同じ食材であっても形が変わると別物と認識してしまい手がでないなど、子どもの育ちが偏食の原因になることもあります。
偏食はどうやって改善する?
1.子どもの好きを探ろう!
偏食があっても他に食べることのできる「好きなもの」は必ずあるはずです。好きなものを探って食感や味などの共通点を探ってみましょう(*^-^*)
2.「好き」を生かして食べられるように!
子どもの「好き」を生かして偏食改善!するための方法をいくつかご紹介します☆
食品の形状やテクスチャを変える
先程も述べたように、食べられない原因は単に味が苦手のみでなく、食感や口腔機能が原因で食べられていないのかもしれません。固い物を柔らかくしてみたり、食べやすい大きさに変えてみたりと、食品の形状やテクスチャを変えることで、新しい食品に対する抵抗が減るかもしれません(^^)/
食品への興味を持たせる
子どもの好きなキャラクターがあれば、そのキャラクターと一緒に食事をしてみるのも一つの手段です(*^^*)「〇〇もこれを食べているよ!」と話をすることで、子どもがその食品を試してみたくなるかも♬
ポジティブな食事環境を作る
食事時間を楽しいものに!お子さんと一緒にミッション「一口チャレンジ」に挑戦してみましょう(^^♪
毎日の食事に新しい食品を小さな一口分だけ加え、それを試食する習慣を作ります。このとき、その食品についての楽しい話題を提供しながら、子どもの関心を引くことができたら更にgood♬
見た目で楽しませてみよう!
野菜を動物の形に切ったり、色とりどりの野菜を使って虹のようなサラダを作るなど、食品の見た目を工夫して興味を引いてみましょう!
変更は小さくスモールステップで
大きな変更は失敗経験を積み重ねてしまい大人も子どもも負担になります。新しい食品を少量から始め、徐々に量を増やして『食べられた!』の経験を積み重ねていきましょう!
食事は、単に栄養を摂るだけでなく、生活の楽しみや社会性を育む要素も含まれています(^^♪
偏食を改善することで、お子さんの全体的な発達を促すことに繋がります☆
まとめ
いかがでしたか?
この記事を通して、より多くの方に「偏食」について知って頂けたら嬉しいです(^^)/
偏食は改善できるものです☆焦らず、お子さんのペースでバランスの取れた食生活を目指して一歩ずつ『食べられた!』を経験していきましょう!